2010年2月22日月曜日

2月21日(日)産消提携国際シンポジウムに行ってきました

21日(日)、地域がささえる食と農のシンポジウムに行ってきました。
農に関わる様々な人の意見を聞いてきました。
今でこそメディアで有機やオーガニックなどが取り上げられてますが、数年前まではほとんど誰も注目しなかった考え。
そうした厳しい状況の中でも、何十年も取り組みを続けて今の世代に繋げられている方々。
そうした方のお話はとても重みがありました。
ただ、農が注目を浴び始めた現在においても、生産者の暮らしはとても厳しいし、ますます市場主義が加速して命が軽視されている。
先人の取り組みを無駄にしないためにも、これからどういう社会を作っていかないといけないか、農に関わる人だけではなく、全ての人が真剣に考えないといけないと感じました。
最後に「地域がささえる食と農」に関わった方々、大変な準備作業があったと思います。
お疲れ様でした。

地域がささえる食と農:http://kobe2010.net/jp/index.html

2010年2月15日月曜日

Q-10 有機野菜を食べるとどんな良い事がありますか?

 農薬、化学肥料ともに使用していないので、体に良いと言われています。その他、農薬や化学肥料の大量使用によって土が汚染されることも多く、有機栽培はその面から地球環境に良いと言えます。また、有機野菜の多くは地域内で流通されており、地域経済の循環にも貢献する事が出来るでしょう。

Q-9 プランターで野菜を育てる場合、肥料は何をあげればいいですか?

 化成肥料や液肥はホームセンターで買うことが出来、比較的簡単に使うことが出来ます。有機栽培に挑戦する場合は、たい肥や有機肥料を購入してください。

Q-8 プランターで野菜を育てる場合、どんな土を買えば良いですか?

 ホームセンターなどには野菜の土や園芸用土があるので、それを購入すれば育てられます。ですが、それらの土には化学肥料が含まれていることが多いので、有機栽培に挑戦してみたい方は、栄養分のない真砂土に腐葉土を混ぜるなどの方法があります。

Q-7 プランターで野菜を育てる時はどんな種が良いですか?

 畑でもプランターでも特に違いはありません。種の種類ですが、F1品種は価格が高めですが作物は安定して育ちます。ただし、採種して次のシーズンに栽培すると品質が落ちてしまいます。また、種子によっては、消毒をしているものもあり、発芽率は高くなります。

Q-6 プランターで野菜は育てられますか?

 もちろん育てることはできます。ただし、根が深くはる作物や、根を食べる根菜などは不向きです。葉物野菜といわれる、ほうれん草や小松菜などが育てやすいです。トマトやキュウリなどの実のなる野菜を育てる場合は、葉物野菜よりも深いプランターが必要です。

Q-5 減農薬栽培って何ですか?

 野菜を作るとき、育てている期間に使える農薬は種類や回数が都道府県ごとに決められています。たとえば「トマトは農薬散布60回」などです。減農薬とは、いつもより農薬を使わなかったものをいいます。わかりにくいため、今は「特別栽培」と表示することになっています。県で決められた回数の半分(例のトマトであれば30回農薬使用)であれば「特別栽培」といえます。

Q-4 有機野菜は普通の野菜よりおいしいのですか?

 「味が濃い」「野菜本来の味がする」と評する人もいますが、有機栽培で育てればそれだけでおいしく育つというものではありません。むしろ、薬に頼らないため、品質を安定させるのが難しいと言われています。

Q-3 有機野菜はどうして高いのですか?

 農薬も化学肥料も使っていないのに、どうして高くなるのかと思われる方もいるかもしれませんが、除草や虫の駆除を薬に頼らずに行うため、手間が取られます。また、薬を使わないため、病気や虫の被害で作物が全滅するリスクもあります。そのため、品種を複数栽培する場合が多く、一種類の作物を効率的に栽培する農家よりも高くなってしまいます。

Q-2 有機野菜はどこで買えますか?

 有機農業の消費者グループに加入して共同購入する方法や農家さんと契約して宅配をしてもらう方法などがあります。この場合、欲しい野菜だけを購入するのではなく、農家が栽培した野菜を、グループですべて買い取り、会員に配分するという方法が主流で、「提携」と呼ばれています。また、最近では、スーパーでも有機野菜コーナーが設けられているところも増えてきています。

Q-1 有機野菜と無農薬野菜は何が違うのですか?

 無農薬野菜は、農薬を使わずに育てた野菜を指しますが、有機野菜は、農薬も化学肥料も使わずに育てた野菜を指しています。日本では有機JASという認証制度があり、3年間農薬と化学肥料を使用していない土で育てた野菜に対して「有機」という表示が認められています。

2010年2月14日日曜日

姫路で種まき

今日は、姫路まで足を延ばして種まきをしてきました。
ひょうご在来種保存会のIくんに案内してもらったんですが、姫路って素敵なお店がたくさんあるんですね~。全然知りませんでした。
雑貨屋のorangeさん、bocagrandeさん、本屋のtree houseさんに種を置かせてもらいました。
姫路にお住まいの方も、姫路以外にお住まいの方も、是非足を延ばしてみてくださいね。

配付場所として神戸のモダナークカフェさん、ごパンさん、姫路のorangeさん、bocagrandeさん、tree houseさんをマップ上に追加しました。
ベランダオーガニック マップのページ

 (写真:bocagrandeさん)


2010年2月7日日曜日

野菜の種の配布 岡本から六甲

週末、神戸の岡本付近のお店に種を配付してきました。

モモンガさんでランチしてから、asha hair solution、シサム工房、ミドリカフェ、ファームハウス、神戸シフォン、六甲の月森さんというルートで配付してきました。
お店の人からは「素敵ですね。私も家で播いてみますね」「前のオーガニッククルージングがきっかけで、他のお店の方と交流が生まれましたよ」とか、素敵なコメントをたくさんいただきました。

他にもcafe cru、LUCY、gallery color、two spoonさんもマップ上に追加しています。
ベランダオーガニック 種の配布マップ

2010年2月1日月曜日

種の配布を始めました

ベランダオーガニックのサイトが公開されたこともあり、野菜の種の配布を始めました。
配付する野菜の種は、キュウリ(品種・上高地)、サラダ菜(品種・エルーゴ)、小松菜(品種・新戒青菜)、ルッコラです。
これから順次配布先を増やして、サイトのgooglemap上に追加していきます。
種袋には野菜の種と「地域がささえる食と農 神戸大会」のチラシが入っています。
種の数には限りがあるので、在庫切れの場合はごめんなさい。
あればラッキーくらいの気持ちでお店に寄ってくださいね。

2010年1月16日土曜日

上高地(キュウリ)の育て方

プランター:少し深さのあるプランターを用意します。
土:たい肥成分は少しで育ちます。
肥料:様子をみて追肥をします。
生育適温:15~18℃(新戒青菜は秋のほうがおいしく育ちます)

1.プランターに土を入れて種まきの用意をします。
  プランターは日当たりが良い場所に置きます。

2.種を撒く前にたい肥を入れて、かるく土と混ぜます。
  土に3~5㎝ほどの大きさで深さ1㎝程度の穴を開け、
  種を3~5粒重ならないように撒きます。
  種を撒いた後で8mmほど土を被せます。
  表面の土の乾燥防止に、もみ殻や切り藁などを被せると良く育ちます。

3.水の与えすぎは、根の生育に良くないので
  乾いたら水やりをする程度にします。

4.7月以降の遅まきの場合は時這いでも栽培できますが、
  通常は支柱やネットなどで茎を支え、広がるように栽培します。

5.実がなり始めたら、土が乾燥しないように注意して水やりをします。
  実を大きくしすぎると、植物に負担になるので
  100g程度になるまでに収穫するようにします。

6.1か月収穫が続くと、葉につやがなくなり、
  尻太りの実が出来ることがあります。
  その場合、生育中の雌花をすべて取り、
  黄色くなった古い葉も取って、しっかりと水を与えます。


(上高地について)
主枝雌花着生率25%前後で、側枝の発生も良く、節成と枝成りの中間タイプ。孫ヅルの発生も良く生育後期まで強勢に育ちます。根張りが良いので、少肥栽培に適します。

エルーゴ(サラダ菜)の育て方

プランター:比較的浅いプランターでも育てることが出来ます。
土:たい肥成分の入った土をお勧めします。
種まき時期:寒冷地:3月下旬~5月下旬
        温暖地:3月中旬~5月上旬
        暖地:3月上旬~4月上旬

1.プランターに土を入れて種まきの用意をします。
  プランターは日当たりが良い場所に置きます。
  種を撒く前に土を湿らせておきます。

2.種は、20cm間隔に撒きます。
  地面に5mm程度の穴をあけ、3~5粒ずつ撒きます。
  発芽に光が必要なので、土は軽くかぶせる程度にします。

3.土が乾いたらたっぷり水をあげます。

4.込み合ってきたら徐々に間引き、最終的に一本立ちさせます。

5.70日程度で収穫できます。


(エルーゴについて)
暑さ寒さに強く、とうだちが遅いサラダ菜です。葉は明緑色の丸葉で厚く丈夫です。刻みやちぢみが少ない。葉肉はクセがなく甘みがあり、食味が良い。耐病性が強く、生育期間が短いので、周年栽培することが可能です。

新戒青菜(小松菜)の育て方

プランター:比較的浅いプランターでも育てることが出来ます。
土:たい肥成分の入った土をお勧めします。(秋は少ない肥料で育ちます)
肥料:様子をみて追肥をします。
生育適温:15~20℃(新戒青菜は秋のほうがおいしく育ちます)

1.プランターに土を入れて種まきの用意をします。
  プランターは日当たりが良い場所に置きます。

2.種は、15cm間隔に撒きます。地面に1cm程度の穴をあけ、
  3~5粒ずつ撒き、土をかぶせた後で上から軽く押さえます。

3.土が乾いたらたっぷり水をあげます。

4.本葉が3枚程度になった際に、2,3株残すように間引き、
  本葉が5枚程度になった際に一本立ちするように間引きます。
  間引き菜も食べられます。

5.2度目の間引きの後、肥料を与えます。生育が良い場合は
  しなくても構いません。
  また、育ちが悪い場合は、2週間に1回程度肥料を与えます。

6.丈が15~20㎝程度が収穫適期です。
  大株になると筋張ってくるので早めに収穫しましょう。


(新戒青菜について)
新戒青菜は群馬県のあるお寺で自家採種されてきたという黒葉系コマツナです。草姿半立性、やや平軸で葉色は濃緑色で照りがあります。コマツナらしい風味に富んでおり、お浸しや汁の実、雑煮の青菜として適しています。とうだちが遅いため春まきと秋まきが出来ますが、秋まきの方がおいしくできます。コマツナ独特の風味が強いので、秋まき栽培で正月菜(もち菜)としての利用に適しています。

ルッコラの育て方

プランター:比較的浅いプランターでも育てることが出来ます。
土:どんな土でも簡単に育てることが出来ます。肥料分もあまり必要としません。
生育適温:15~20℃(最高気温が15℃を超えてから育てましょう)

1.プランターに土を入れて種まきの用意をします。
  プランターは日当たりが良い場所に置きます。

2.種は、プランターにばら撒きします。種は小さいので、
  撒いた後に2~3ミリ程度の土をかけておさえます。

3.土が乾いたらたっぷり水をあげます。

4.密集しているところは、株ごと間引きます。
  もちろん間引き菜も食べられます。

5.40日くらいで収穫できますが、根から収穫せずに外の葉から
  ちぎって収穫して、中の葉を残しておけば、長い間収穫が楽しめます。
  また、花茎や蕾、花も食べられます。


(ルッコラについて)
ポルトガル語ではフックラ、英名はロケット、仏語ではルッコラと呼ばれ、和名はキバナスズシロです。アブラナ科エルカ属の香味野菜で、ゴマのような香りとピリっとした辛味を持っています。
サラダにすることが多く、イタリア料理に添えてあるイメージが強くありますが、普通の葉菜と同様にお浸しにしても美味しく、和風の料理との相性も良いです。